全球点群3次元観測データ表示ツール(L2 TIR)
- QGISプラグイン
二酸化炭素やメタンガスなどの濃度高度分布を点群データとして時系列でアニメーション表示したり、任意の地点(POI)や領域(AOI)の観測値をグラフで表示することができるツールです。気圧面を切り替えて表示することも可能です。
機能紹介
利用したいGOSATデータを自動で色分け
GOSATのデータをマップ上に表示すると、QGISの初期設定ではすべて同じ色で表示されます。シーンごとにご自分で観測数値に合わせて適切な色を割り当てることで、視認しやすくなりますが、利用するデータそれぞれに個別に設定する必要があり、手間がかかります。このツールを利用することで、データを一括で色分けすることができます。

GOSATの時系列データをグラフで表示
GOSATが観測する二酸化炭素濃度やメタンガス濃度などのデータは、地表面から大気上端までいくつもの層に分けて観測しています。
全球点群3次元観測データ表示ツール(L2 TIR)は、層ごとに表示を切り分け、地点ごとの二酸化炭素濃度やメタンガス濃度をグラフで表示することができます。
例えば、1か月ごとの二酸化炭素濃度データを1年分用意して、興味のある地点(POI)を地図上で指定すると、その地点の1年間における1か月ごとの観測値の最小値、最大値、中間値を表示することができます。
興味のある場所を範囲(AOI)で選べば、範囲内の平均値を自動算出してグラフ化できます。

画像を時系列にアニメーション表示
QGISのマップ上に、選択した複数の点群のプロファイルデータをアニメーションとして再生できます。これにより、観測値の時系列変化を視覚的に把握することができます。
ご利用開始までの流れ
QGISのインストールなどが必要です。マニュアルを参照して準備をお願いいたします。
GOSATプラグイン利用マニュアル(PDF)対象データセット
GOSAT
・GOSAT/L2/TIR CO2濃度高度分布(日照)(G1-04-1)
・GOSAT/L2/TIR CO2濃度高度分布(日陰)(G1-04-2)
・GOSAT/L2/TIR CH4濃度高度分布(日照)(G1-05-1)
・GOSAT/L2/TIR CH4濃度高度分布(日陰)(G1-05-2)
GOSAT-2
・準備中
※各データセットのFlatGeobufファイル(.fgb)をQGIS上にダウンロードすることで利用できます。
サンプルプロジェクト
データをどのように検索してダウンロードするのかわからない方向けに、あらかじめ期間やデータの間隔を絞ってデータを用意したサンプルプロジェクトを用意しています。
※サンプルプロジェクトは、2025年3月時点のデータで作成されています。最新のデータではない場合があります。
プロバイダ | Tellus |
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利用規約 | GOSATプラグインサービス約款 |
注意事項 | データの利用にあたってはGOSAT/GOSAT-2データポリシーに則ってご利用をお願いします。 |
利用可能な環境 | 自身の環境でも可 |
利用マニュアル・APIリファレンス | GOSATプラグイン利用マニュアル |
更新履歴 |